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味噌を仕込みました。

記事前後しましたが
3/10に味噌を仕込みました。

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大豆をグツグツ煮ること4時間。
やっと軽く豆がつぶれるほど柔らかくなったら


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暖かいうちにみっちり潰して


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塩を混ぜ込んだ麹と
しっかり混ぜ合わせます。


豆(すりつぶし)と麹がしっかり混ざったら
空気を抜くように団子に丸めて、味噌桶にこれまた空気が入らないように
勢いよくベタンベタンと投げ込みます。


表面を均して、表面に塩をふってラップをかけてふたをする。

あとは2か月後に一度天地返しをして、
更に2か月後にもう一度天地返し。
10~11月頃には食べられるかな。

来年用に備忘録。
豆13㌔(→煮ると29㌔)
麹13㌔
塩7.5㌔


発酵ってすごいなぁとつくづく思います。
煮た大豆を潰すと、もう放っておくと2~3日で腐っちゃいそうな状態。
それを麹菌の発酵の力で、大豆を発酵・熟成させて美味しい味噌に変えてくれる。
そして味噌は熟成させるほどうまみが増して「3年味噌」などはスゴイ美味しい!


妻の親せきに日本酒の酒蔵(月の井酒造)で杜氏をやっている人がいて
その人から発酵の話を聞くのは、すごく楽しい。
酒もお酢も醤油も、
チーズも生ハムもワインも発酵の力なしではできないですしね。
最近のはやりでいえば塩麹ですね。


そして堆肥も肥料も発酵の力がなければできない。
家畜糞やヌカなどを発酵させて、植物が吸収しやすいアミノ酸や炭水化物に分解してくれる。
それを吸収して農作物は体を作り、体に栄養を蓄える。
そして人間がおいしく頂く。


そう考えれば
発酵がなければ人間は生きて行くことも危ういのかも。


発酵は偉大だ!

一年の節目に思うこと

3.11から一年が経ちました。

あの日ほど
それまでの「昨日」と事故が起こった後の「今日」の違いに愕然としたことはなかったです。

3.11で亡くなられた方に改めて
哀悼を捧げます。


多くの方が命を落とし、
生活基盤がなくなり、
さまざまな爪痕に今なお影響を受けています。


ここ茨城も沿岸部で主に津波によって大きな被害を受けました。
そしてそのあとの放射能問題で影響を受け続いています。


それでも
3.11以降、元気に暮らせる僕たちは
未来を作るために頑張らなくてはと思う。


僕たちの今の行動の結果は
次世代の子供たちが受け継ぐ。


僕はネットで政治的な発言をするのは
好きじゃないのであまり政治ネタは書かない。


ただ政治がダメだとか、
マスコミがどうとか、
批判するだけでは何も変わらない。


目の前に選択肢はたくさんあって
大きなパワーを必要とする選択肢から
手がすぐ届く範囲の選択肢まで。
とにかく自分が意識を持って選択・実行できるかどうかだと思う。


意識とは
今の生活を守ろうとするための選択ではなく、
子供たちに残したい社会を実現するための選択をすべきだと思う。


経済も大事。
自分たちの生活も大事。
便利さも大事。
もちろん自分にもそういう気持ちは大きくあるし
その重要性を頭から否定するつもりはないが、
これだけだと近視眼的に過ぎる気がする。


選択の先に見ているものは何なのか?
子供たちの、その子供たち、そしてその先まで・・・
持続可能な社会とは?


子供たちに将来、3.11以降の日本の軌跡を
誇らしく思ってもらえるようになってほしい。
そしてそれは瞬間的な劇的な変化ではなく、
遠い将来を見据えた着実な毎日の思考と行動に起因すると信じている。


3.11以降を生きる一人として
1年の節目の今日にそんなことを考えました。
拙い分で意味不明で済みません。





3月になりました!

2月もあっという間に過ぎてしまいました!

2/29の閏日は大雪になりました!
こんな大雪は初めてで
ハウスがどれくらいの重さに耐えられるのか見当もつかない僕は
とにかくこまめにハウスの雪下ろし。

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降るわ降るわで一日降り続き
翌日はこんな感じ。

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3/1は水戸市泉町で新しい試み「街カル」。
泉町界隈で商売を行っている方が講師となって
色んなジャンルンについて学び、繋がっていこうという企画。

今回は僕と環の花農園さん、ポコアポコ農園さんで参加してきました。

第一回ということで
自分たちの就農の経緯や想いを話そうと思っていたのですが、
来てくださった方が「野菜」について知りたいということで、
自分たちが扱っている品種の特徴や、野菜の種の話などをしました。

こういうアドリブが効くのも少人数の街カルならではですね。


今回の街カルに行って
初めて消費者の方の前で語るということをした気がします。
対面販売でのやり取りとは違い、
ある程度の内容を分かりやすく、且つ自分の想いを乗せて話をするということの
難しさをつくづく感じました。

もっと普段の畑仕事をしているときから
自分の感じていることなどを言語化する訓練をしておかなくちゃなと痛感しました。


呆けた顔で畑にいないで
もう少しキリッとした顔でものを考えながらいこう!!

雨水も気が付けば過ぎて

二十四節気の雨水も過ぎました。

雪が雨に替わって、春の訪れに植物たちも甦るって時期です。
確かに雨は降りました。
雪も降りましたけど・・・。


さてさてブログ更新をずいぶんとサボっておりました。
仕事はそんなにサボってないんですよ。

前回書いたようなログインできなかった期間もあったりしました。

そして何より1月後半から始まった
有機農家スカイプオンライン勉強会の影響は大きかったと思う。


就農して10年前後の先輩農家の話を
ほぼ毎週伺ったのですが、もうとにかくすごいんです。

就農してからの軌跡や
取り組んでいらっしゃること
そのベースにある考え方など
もう就農1年目の自分にとっては凄過ぎました・・・。


もちろん勉強会ですので
たくさん学べることも多いのですが、
毎週新しい膨大な情報が入ってくるので
消化不良のまま蓄積していって、
頭のそんなによくない僕は、軽く放心状態でした。


ブログに載せるには
それなりに考えをまとめて書くわけですが、
考えをまとめる作業が進まず、
毎週野菜セットに入れている通信の文章も一苦労です。


まだ消化しきれていないのが現状ですが、
連続勉強会の先週で一区切りしたので、じっくり噛み砕いていきたいと思ってます。


「社会や行政に影響を与えるには
社会に自分のやっていることを認めてもらわなければならず、
そのためには時として売上の数字を上げる必要がある」


単純に言うと
このブログで僕が呟いていることも
実績が伴った段階での呟きは説得力が出るんだろう。
今一番印象に残っている部分はココ。

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雪が降ったの日畑からの遠景

やっとログインできた!

DSC_0442.JPGここ最近更新できておりませんでした。

理由はIDを忘れてログインできなくなったから。

IDをキャッシュで記憶させて半年。
何かの拍子でキャッシュが消去され、
IDが分からなくなり、、、。

問い合わせもネット上で、
いろいろ面倒で長引きました。


心配してくれた方々、すみませんでした。
いろいろご報告したいことがありますが、ちょっとバタバタしているので
また今度じっくりと。

写真でもUPしておくのでおたのしみください。

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国長の神様を祭った神社

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参拝道

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もみ殻燻炭作り

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キャベツの芽が出ました。

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不細工な寝相のダイちゃん

ご縁に感謝

金曜日は
オンライン勉強会でお世話になっている方々を中心に長野の有機農家の方々が
茨城に見学交流に来てくださっていた。

昼間の仕事を終わらせて
夜の交流会に参加させてもらう。

就農10年以上の大先輩からこれから就農しますという若い人まで30人以上。
みんな新規就農者。

とにかく熱い思いや経験談、今後の考察など
非常に興味深い話がたくさん聞けて非常に勉強になりました。

特に就農歴が長い方々の営農の歴史は
もう本当に感動で胸が熱くなる。

自分はまだまだ1年目のド新人で、
ついつい近視眼的になりそうになるが、先輩の経験を聞くことで
新たな視点を頂ける。
そして自分を客観視できることが有難い。

今回知り合えることができた多くの皆様、今後ともお付き合いいただけると本当に嬉しいです。


そして朝4時に帰宅し、仮眠を取った後
近所の方がバックホウを運転してご登場。
以前、炭焼きを手伝わせて頂いた方だ。

井戸が枯れた件で水道屋さんに泣きついていたら
水道屋さんが話を振ってくれたみたいで
お金がかかる配水管を埋設する工程を、ご近所の方(Mさん)がやってくれることに。

「ついでだから」と
ずいぶん前の住人が作った庭園風池の巨大な岩を
バックホウで撤去し、岩ゴロゴロで草刈り機も回せなかった庭を平らに造成。
さらに狭くてドロドロしていた玄関前の階段もスロープに作り替えてくれて
車で庭先まで降りてこれるようにしてくれました。
もちろん配水管の埋設もバッチシやってくれましたよ。
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もうこんなの業者に頼んだらいくらかかるのだろうという作業ですよね。


パッと越してきた余所者にここまでやっていただき、本当に感謝感謝です。
本当にこの地域の方々大好きですね。
早く農業者としてしっかりとやっていけるようになって、
影響力を持って地域に恩返しをしたいですね。


ということで
立春は我が家の庭先大改造計画。


そして今日いよいよ今年初の温床育苗用の種蒔きを行いました。
キャベツ、ブロッコリ―、レタス。
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種を蒔きながらワクワクしっぱなしでした。
春の育苗は厳しい温度管理を求められ、本当に手間がかかります。

それでもこの寒さの厳しい中で
新たな命を育てられることの喜び。
5月に美味しいと喜んでもらえることを想像して。
新たな年に農作業本格始動の第一歩として。


とにかく感慨深い作業でした。
さあ、気合入れていこう。

事件は井戸で起こった

もうすぐ始まる2012年の育苗の準備に取り掛かり始めたところに事件は起きた。

妻が水が出ないという。

その日の午前中はボカシ肥料の
水分が足りなくなって発酵が止まりかけていたので
水をジャバジャバ使っていたのに・・・。


我が家は井戸にすべての水を依存していて
市の水道は来ていないから使えない状態。


ポンプの不調か?
ポンプをいじくり回すも、どうやらポンプは悪くない。
水道管が地下で破裂している?
見て回っても、明らかに水が染みだしているようなところもない。


まさか?
と思いつつも井戸を上げると…。


あぁぁぁ、水がほぼ干上がっている・・・。


ここの所の渇水で干上がったのか、
はたまた地震の影響で水脈が変わったのか?


なんにせよ水がわき出ていない。



市の水道を引きこむとなると35万円はかかるという。
痛い!痛すぎる!!

何とかできないか?
と知り合いの水道業者さんに泣きつくと、

ダメもとで井戸に降りて、そこをさらって掘れるだけ掘ってみるか?

ということで
梯子とウィンチを借りていざ井戸堀へ。
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結局、井戸の底は堅い硬い岩盤で、まったく掘ることができず
すこし泥や砂利をお掃除して終わり・・・。
涙涙の水道設置の決断・・・。

さあこれを読んだ皆さん、野菜セットの購入してください!
結構マジでお願いします!!


そして
そんなこんなのバタバタで進んでいなかった
育苗の準備をやっと今日再開できました。



分かりづらいかもしれませんが、
120cm×540㎝の溝を掘り、
そこに断熱材を敷いて土を被せ、そこに電熱線を設置。

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そして電熱線が均等に隠れるように土を被せて温床の出来上がり。

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電熱線温床の設置は初めてだったので
段取りが悪く、途中で「あ!これじゃダメだ!」などのやり直しもあったりで
大した作業じゃないのにスゴイ手間取りました。

まあ、なんとか準備はできました。
あとは試運転してみて温度が安定するかどうか確かめてから
イヨイヨ種蒔きです!


しかし風邪だ、井戸だ、と週末を潰されており早速作業が遅れ気味。
こんな時はイライラするし、気ばかり焦って段取りいい加減に作業して
余計な失敗して・・・みたいなスパイラルに陥りがち。

落ち着いて、着実に挽回していこう!!


というわけで、皆さん野菜セットよろしくお願いします!
詳細はこちら
http://be-happy-farmer.blog.so-net.ne.jp/archive/20111004


始まりの準備

ここの所全国的に寒いみたいですね。

僕の住むあたりは奇跡的に積雪を免れ続けております。
でも寒さは茨城県TOP3には入るんのではないかという勢いで
今朝も家の中の水道という水道が凍結してしまい、
朝から水が使えないという事態でした。

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蛇口をひねって
「あー、凍っちゃってるわー」
と放置していたら滴った水でつららが出来ました(笑)。

「冬の風物詩ですね」と言ってくれる方がいたので
そういうことにしてちょっとでもプラスにとらえときます。


さてさてそんな寒さの中、
着々と季節は進んでいるはずで、
もう来週には2月に突入します。

2月になるといよいよ今年の本格的な野菜作りのスタートです。
今日は一通り2月に蒔く種とその関連関係の種が届きました。

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水菜やチンゲン菜などの軟弱葉物野菜から
なす、トマト、ピーマンまで。
(写真以外の種もいっぱい)

ハウスで温床とトンネルを使って、温度を管理しながら
春夏に向けて苗を育てます。


「いよいよ始まる」という高揚感と不安と緊張と入り混じる気持ちで種を仕分ける。
さあ、週末はいよいよ温床作りだ!

学ぶ

先日、有機農家の先輩たちが企画してくれた
「有機農家オンライン圃場見学会」に参加しました。

skypeとgoogle+を使って
資料を共有しながら
複数回線で担当農家さんの経営や栽培についての
発表や質疑応答。


参加メンバーは
雑誌等で拝見したことのある新規就農してから10年以上の大先輩がたくさん!
そして有機農業界でその名をはせている金子さんまで。

いやはや贅沢贅沢。


勉強会の時は自宅のPC前とはいえ
もう話を聞き漏らすまいと必死。
音声での情報量の上に、チャットでの情報も流れるから半端ない。
2時間半の勉強会が終わってから頭がギンギンにさえて寝つけなかった(笑)。


今回は長野の大先輩の方で
売上などの経営・数字も圧倒的だったが
何より感銘を受けたのは
とにかく自分の理想を具体的にイメージが描かれていて
そのイメージを具現化されてきていること。
またその理想が非常に人間味あふれる想いと、熱い志から描かれており
如何に家族にとって幸せな日々となるか、
自分の周囲の人にとって快適な農場となりえるかというところに軸が置かれているようでした。

それでいて野菜の栽培に関しては
非常に科学的に分析されており、分析を活かした工夫を取り込んでいらっしゃるよう。


感動しました。


勉強会でモチベーションが上がって
金曜日にガシガシ働くも、ここの所体の内にこもってしまっている風邪が
ぶり返して土日はまたまたダウン…。情けなし!!!

布団の中で
小祝氏の本を読み返してお勉強。


研修中に呼んだ時は「??!!??」くらいの理解度だったのが
いま読み返すと「!!!!!!」。→遅いっ(笑)

小祝氏の教えをある程度理解したところで
これを実践する方法を模索中。
頭で理解するのと実践するのとが大きく違う!
いきなり全部、小祝氏方式に変えるとペースを乱してグチャグチャになりそうだから
まずは教わった方法をベースに、取り込めるところから少しずつ試行錯誤していきたいです!

さてただ今仕込んでいる発酵肥料!
60℃以上に発行しており切り返しで湯気もうもう。
少し温度下げなきゃ!
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失敗?

「失敗?このやり方では上手くいかないということが分かったのだ。」

でしたっけ?エジソンのセリフ。


去年の晩秋頃から
冬の寒さの恐怖で、とにかく何がこの冬に畑に残せるかと考えていました。

種苗メーカーの方に
カブと水菜をトンネル(畑に作れる簡易小型ハウスみたいなの)で
作れるか聞いてみたが回答は
「トンネル使っても年内取りが限界」


んなもん、やってみなと信じない!(信じたくない!)と息巻いて
わざわざ資材を使って挑戦。


結果は
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カブ:OK!
水菜:NO!


今回は意外に凹まなかったです。
もうね、できるかな~?どうかな~?どうしようかな~?
なんて悩んでいる状態は時間も無駄。動きも遅くなる。他のことが進まない。
と良いことは何もない。


今回みたいに真冬に水菜は無理!
とはっきりした結果が出れば、今年はもうこのことでは悩まない。

そう考えると今回、チャレンジしてはっきりとした結果を得られて
非常にすっきりしました。


ダメになった水菜は抜き去って、カブの種を播種。


経験を積むとはこういうことなのかな。

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