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コトコトファームの野菜作り

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無農薬・無除草剤です。
私自身は農薬や除草剤がすぐさま健康に害があるもの
だとはあまり思っていません。(適正に使用するかぎり)
ただし使用方法を間違えれば人間の命すら奪いかねない
薬剤が野菜自体の健康に全く影響がないとも思っていません。
まして土の中に生きる微生物・細菌などへの影響は大きいと
思います。人間が納豆菌やビフィズス菌の力を借りて
健康を増進させるように、植物も微生物の力を借りて土中の
栄養をより多く取り込めるように共生していることは研究の
成果で判明しています。
そういった多くの土中の生命を守り活用することで、野菜を
より健康に、より美味しく育てられると考えています。
また土中の微生物層の生命の多様性を持つことで、

       ある特定の菌(例えば病原菌)のみが優先増殖するような状態を防げると考えています。


有機肥料・ミネラルを使用しています。
化成肥料では駄目なのか?ダメではありません。

ただ有機肥料のほうが野菜が体内に取り込んだ時に効率良く使用できる形で栄養吸収できるので、

より力強く成長ができ、より糖分などを上げるのに有利なのです。

ただこれも正しく肥料を使用出来ればの話ですが・・・。

また有機肥料のほうが、化成肥料のように成分調整が

人工的に出来ないため、ある成分は不足なのに、

別の成分は過剰気味ということに陥りやすいです。

そういう点を考えながら堆肥を使い、投入肥料も家畜糞由来のもの、

植物由来のものなどを使い分けていきます。

また微量ミネラル分の補充にも気を配り、植物の身体づくりを優先で考えていきます。

ヒトで言うと炭水化物・タンパク質・油分で生きていけますが、ビタミンやミネラル分、繊維等を取ったほうが
より健康で丈夫な体が作れるということです。

結局は美味しい野菜を作りたい
上にも書いたように、僕は農薬や化成肥料を
使った野菜が危険だと思っていません。
ただ、より美味しい野菜を作るときに、無農薬・有機栽培
が分かりやすい手段だっただけです。
そして規格品重視、収量重視になりがちな市場出荷に
魅力感じなかったので、消費者さんと直接つながれる
「野菜セット直接販売」というこの形態を選びました。
僕のようなスタイルの場合は、収量=収入ではありません。
ですから野菜の品種を選ぶ際に、秀品率が高い品種より
美味しい品種を選びます。
一般的に美味しさに影響する、柔らかさや甘みというのは
病害虫の近寄りやすさと関係します。収量=収入の市場出しでは
自然と優先事項が決まってきますね。逆に僕の場合の優先順位はお客さんが喜ぶかどうかです。
年中野菜セットを組めるよう野菜を作り続けるのは、労力的には非常に大変です。
それでも「子供が嫌いだったニンジンを食べた」 「料理をするのが楽しくなった」とお客さんからの声を

頂けると本当にこのスタイルで良かったと思います。
失敗することもありますが、こういうことを考えながら日々野菜を作っています。

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